AWS上にある各SAPシステムの起動・停止を自動化する方法 ITコンサルタント Khairie Mohd
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AWS上にある各SAPシステムの起動・停止を自動化すると、必要なタイミングにだけ稼働させることによるコスト軽減の実現、また月次計画停止等のメンテナンスを行う際に大変便利になります。
以下簡単な概要となりますが、自動化を実現するためには、以下4ステップを実施します。
①Amazon EC2インスタンスの作成
Amazon Web Services(AWS)が提供するクラウド上の仮想サーバーにある各SAPサーバーにEC2インスタンスを作成することで、SAPシステムのホスティング環境として機能させます。
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②スクリプトの用意とデプロイ
(起動停止、House Keeping、ログ管理など)必要なスクリプトを用意し、各EC2インスタンスにデプロイします。
※このスクリプトは、(SAPシステムの起動停止の手順を処理する等)特定のサーバー上で動作するようにBashなどでコーディングします
③Lambda関数の設定
AWS Lambdaはサーバーレスコンピューティングサービスであり、サーバーのプロビジョニングや管理なしにコードを実行できます。
このLambda関数は、トリガーや手動呼び出しなど、特定のイベントに応答するように構成することができます。
またトリガーが実行されると、各EC2インスタンスと通信し、デプロイしたスクリプトを実行開始することができます。
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まずは、このAWS Lambda上で関数を新規作成し、ランタイムを指定した後にデプロイしたスクリプトを指定します。
④StepFunctionsの設定
AWS Step Functions は、デベロッパーが AWS のサービスを利用して分散型アプリケーションを構築し、
プロセスを自動化し、マイクロサービスのオーケストレーション、データと機械学習のパイプラインを構築できるようにするビジュアルワークフローサービスです。
このStepFunctionのワークフロースタジオに、③で作成したLamba関数を設定することで、SAPシステムの起動・停止の自動化が実現できます。
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